覚醒のバターコーヒー

今日はとても有意義な出来事に遭遇できたので、ご報告させてください。


私が現在住んでいる岡山のとある商店街を歩いていたところ、“覚醒のバターコーヒー”というメニュー看板を掲げる露店商が目に入りました。


以前読んだ本に『HEAD STRONG』というものがあり、その一節にバターコーヒーがいかに脳を活性化させる飲み物であるかが熱烈に書かれていたことを思い出し、つい飲んでみたくなったのです。


レシピは、エチオピアのコーヒーをブレンドしたものに、グラスフェットのバターと非加熱のココナッツオイルを適量入れて撹拌するだけです。


ではグラスフェットとは何かですが、これは放牧された状態で牧草を食べて伸びやかに育った牛、という意味です。


反対に穀物を食べて育った牛だと、どうしても狭くてストレスの多い家畜小屋に幽閉・管理されている状態が長らく続いているため、運動もせずストレスが蓄積された状態が、肉質や脂肪に出てしまうのです。


もちろん餌として何を食べていたかが、その牛の成分を決定するため、元来牛が食べていた牧草の方が自然に適っているとも言えるでしょう。


ココナッツオイルも、加熱されたものだと折角の栄養素を逃してしまうらしく、非加熱が譲れないとのことです。


前述した本『HEAD STRONG』に、脂肪を厳選して摂取することの大切さが書かれていて、実は身体に良いとされていた植物油の代表格である「なたね油」や「サラダ油」はオメガ6系という種類で、現代では過剰摂取の状態にあるため、できるだけ控えたうえで、オメガ3系の脂肪を摂取することを勧めています。


ではオメガ3系にはどのような種類の脂肪があるのでしょうか?


ズバリ、青魚に代表されるDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)と、エゴマ油やアマニ油に代表されるαリノレン酸です。


オメガ6系とオメガ3系のバランスを良く摂取するよう心掛けたいですね。


さて、肝心なコーヒーの味ですが、甘さが全くなくて、香りはシナモンのようで、コーヒーが苦手な方にも飲みやすいと思います。