無税入門 後編

さて、今日は『無税入門』の後編です。


前編では、事業所得として確定申告することが、無税への入り口だという所までお話ししました。


給与所得を得ているサラリーマンは、税務署から雑所得と判断されてしまうことが多いそうですが、副業だけで50万〜100万円くらいの売り上げを得られれば事業所得として扱われます。


問題は、金額がそれに満たない場合ですが、以下の大まかな条件を満たしていれば、事業所得として判断されます。


自ら商品を仕入れたり、経費を掛けたり労力を費やしているか


・継続、反復して業務を行っているか


・いつどこで営業活動をしたのか、どのように経費を掛けたか等の記録を残しているか


・営利性、有償性があるか


自己管理の仕方や、どれだけ税金について勉強してきたかが、納税額ひいては節税できる金額を決定するということですね。




無税入門

今日ご紹介する本は、『完全版  無税入門』(只野範男著)です。


昨今サラリーマンの世界でも、副業が解禁され始めています。


そこで、個人事業として副業を行い、本来生活費として掛かるコストを、副業をするうえで掛かる経費として確定申告時に申請すること(損益通算)により、無税を実現するという方法です。


つまり損益通算することにより、個人事業の方を赤字として計上できるため、課税所得をマイナスにした場合に、納め過ぎた所得税が還付されて戻ってくるのです。


年間に50〜100万円くらいまでの収益がないと、いわゆる事業所得としては認められずに、雑所得として取り扱われます。


雑所得として扱われる場合は、給与所得などの他の収入と合算したうえで、所得税と住民税が課税されます。


そして、所得税の場合は、その合計額に応じて税率が違ってきますが、住民税の場合は一律で10%となっています。


所得税の計算ですが、収入の総合計が195万円以下の場合は税率が5%で、控除額は0円です。


最高税率は、収入の総合計が4,000万円を超えた場合で、所得税率が45%で、控除額は479万6,000円です。


例えば5,000万円の場合で計算してみると、所得税が5,000万×0.45−479万6,000=1,770万4,000円掛かり、住民税は500万円掛かりますので、課税合計額は2,270万4,000円ということになります。


この雑所得として扱われることを、できるだけ回避して、事業所得として申告できるようにすることが肝心なのです。


続きは後編にて、ご報告いたします。








人工歯根とインプラント

世の中には、出回るべき情報が利権によって遮断される現実もあるということを、痛切に学ぶことのできる本をご紹介します。


その名も、『怖いインプラント』(船瀬俊介著)です。


結論から言えば、インプラント(=金属のボルトを直接歯茎に植生させること)は、本来人体にそぐわない金属に対する自然な拒否反応から、ボルト自体の緩み・脱落が生じ、場合によっては死に至る事故も起きかねない危険な処置であるということです。


それだけでなくこの本は、ただ単にインプラントの危険性を説くだけではなく、きちんと対案も提案しています。


その対案とは、ズバリ「人工歯根」です。


特に西原克成先生の実践されている人工歯根が、画期的ということです。


人工歯根は、まず人体にとって拒否反応が生じるおそれのない素材(これを生体活性素材と言います)である合成ハイドロキシアパタイト等を採用しています。


次に、人間を始めとした哺乳類は、歯と顎の間に、歯根膜と歯槽骨という二つの層があります。


反対に爬虫類は、顎の骨と歯が直接繋がっているため、獲物を捕らえた拍子に抜け落ちてしまうことが多々ありますが、また生え変わるため問題ないそうです。


従来のインプラントは、まるで爬虫類のように、顎の骨と金属のボルトを物理的に直接固定してしまうため、噛めば噛むほど、金属のボルトを残したまま顎の骨が削れていってしまうのです!


天然歯であれば、噛んだ時に沈むようにできていますが、金属製インプラントは沈まないため、過度にインプラントへ負荷がかかり、上述した顎骨の欠損へと至ってしまうわけです。


それに対して人工歯根は、天然歯のように噛んだ時に沈むように設計されているため、人間の生体に合った仕組みになっているのです。


ではなぜ、噛んだ時に歯が沈むという人工歯根の仕組みが、人体に合っているのでしょうか?


それは、血流のあるところでしか骨と膜が出来ないからです。


歯が沈むことにより、その部位に血流が生じて、血流が生じたところに微弱な電気が流れ(流動電位)、この電気をきっかけに骨が出来る遺伝子が発現して、骨を造り出すのです。


歯根膜が出来る過程も、上記の骨が造り出される過程と変わりません。


既得権益からの妨害によって遮断されている「人工歯根」の技術をより解き放ち、悪しき「インプラント」を駆逐する勇気ある歯科医師が、次々に登場してくることを切に願っています。


金属ボルトによるインプラントが、人の命を奪う可能性を多分に秘めている現実を受け入れて、人間として抱くべき当たり前の罪悪感を早急に、いや今からここから抱いてください。












覚醒のバターコーヒー

今日はとても有意義な出来事に遭遇できたので、ご報告させてください。


私が現在住んでいる岡山のとある商店街を歩いていたところ、“覚醒のバターコーヒー”というメニュー看板を掲げる露店商が目に入りました。


以前読んだ本に『HEAD STRONG』というものがあり、その一節にバターコーヒーがいかに脳を活性化させる飲み物であるかが熱烈に書かれていたことを思い出し、つい飲んでみたくなったのです。


レシピは、エチオピアのコーヒーをブレンドしたものに、グラスフェットのバターと非加熱のココナッツオイルを適量入れて撹拌するだけです。


ではグラスフェットとは何かですが、これは放牧された状態で牧草を食べて伸びやかに育った牛、という意味です。


反対に穀物を食べて育った牛だと、どうしても狭くてストレスの多い家畜小屋に幽閉・管理されている状態が長らく続いているため、運動もせずストレスが蓄積された状態が、肉質や脂肪に出てしまうのです。


もちろん餌として何を食べていたかが、その牛の成分を決定するため、元来牛が食べていた牧草の方が自然に適っているとも言えるでしょう。


ココナッツオイルも、加熱されたものだと折角の栄養素を逃してしまうらしく、非加熱が譲れないとのことです。


前述した本『HEAD STRONG』に、脂肪を厳選して摂取することの大切さが書かれていて、実は身体に良いとされていた植物油の代表格である「なたね油」や「サラダ油」はオメガ6系という種類で、現代では過剰摂取の状態にあるため、できるだけ控えたうえで、オメガ3系の脂肪を摂取することを勧めています。


ではオメガ3系にはどのような種類の脂肪があるのでしょうか?


ズバリ、青魚に代表されるDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)と、エゴマ油やアマニ油に代表されるαリノレン酸です。


オメガ6系とオメガ3系のバランスを良く摂取するよう心掛けたいですね。


さて、肝心なコーヒーの味ですが、甘さが全くなくて、香りはシナモンのようで、コーヒーが苦手な方にも飲みやすいと思います。

読書備忘録 1

読書は私にとって、欠かすことのできない大切な趣味であり習慣です。


しかし、インプットしただけでは吸収率に乏しいと思い、“読書備忘録”という形でアウトプットしたものをストックしていきたいと思います。


第一冊目は、鷲田小彌太著『思考の技術・発想のヒント』をご紹介します。


この本は、考えるということそのものを深めて、頭と心を鍛える最高のエッセンスが凝縮しています。


自ら命題を設定して、その命題に対して自分なりの答えを出す練習を繰り返すことにより、論理的な思考力を鍛えることの大切さを教えられました。


しかも、その自ら導き出した答えや結論が、自分の身に降りかかってくるんじゃないかという程真剣に考えることが肝心だと、筆者は強調しています。


あと10代の頃にこの本に出会った当時、「40代までの蓄積がものをいう」という文言に大いに触発されたものです。


いまや私も齢36となり、40代突入まで3年のカウンドダウンが始まっていますが、今まで以上に目的意識を明確にした“自己学習スケジュール”を立て直したいと考えています。


まず、私が最も掘り下げていきたいテーマは、宇宙・科学・無線通信、歴史・宗教、金融・政治経済です。


これら大別した3つのカテゴリーは、全て分かち難く結び付いていると私は考えます。


“真理の探究”という表現でまとめればカッコ良すぎますが、フレームワークの外側に出て柔軟な発想ができる人間でありたいので、とても重要視しています。


前例となる理論などを最大限に活用すべく、今後も沢山の自ら厳選した本を読み漁っていきたいと考えています。




ブログ開設宣言

日々感じた思いや、経験できたことを徒然なるままに綴っていこうと思います。


宜しくお願いします。


さて、記念すべき第一日目の今日のテーマは、“ベーシックインカム”について書いていきます。


先般AIの浸透によって、人間が行ってきた労働・職種が機械に取って代わられるのではないかという危惧が広がっていますが、それと時を同じくして活発にトピックとして上がっているのが、このベーシックインカム(略して以下BI)です。


BIとは、「人が働かなくても最低限の生活を保障するに足る現金を毎月全国民に支給する制度」という意味です。


このBIを世界に先駆けて、試験的に導入している国として、カナダやオランダなどが挙げられます。


しかし、日本では財政的にも思想的にも導入障壁が多いのではないかという視点から、私個人としては実現困難ではないかと考えています。


もし仮に実現できたとしても、性悪説の観点から、人間の中には怠ける者も必ず出てくることが予想されるため、不公平な状態になりかねないリスクを孕んでいると思います。


日本には昔から、“働かざる者食うべからず”と教わってきた経緯があります。その精神的な背景の中でいきなり、“働かざる者食って良し”とまさに逆転した思想を受け入れるというのは、無理があると感じます。


次に財政的な問題として、現行の年金・社会保険雇用保険等に充当させていた金額を、そのままそっくりBIという形でシンプルに統一させれば、事務作業も一つに統合できて業務コスト削減効果も期待できます。


しかし、そのためには何百万人といわれるわが国の公務員の方々から、縦割り行政における“敢えて煩雑にしていた業務内容”を奪い去り、その安穏とした立場もろともシンプルに削ぎ落とされることを意味しているため、そう易々と了承を取り付けられるとは思えません。


したがって、BIは実現できないだろうし、また実現しない方がいいのではないかと考えます。


皆さんはどのようにお考えでしょうか。