ブログ開設宣言

日々感じた思いや、経験できたことを徒然なるままに綴っていこうと思います。


宜しくお願いします。


さて、記念すべき第一日目の今日のテーマは、“ベーシックインカム”について書いていきます。


先般AIの浸透によって、人間が行ってきた労働・職種が機械に取って代わられるのではないかという危惧が広がっていますが、それと時を同じくして活発にトピックとして上がっているのが、このベーシックインカム(略して以下BI)です。


BIとは、「人が働かなくても最低限の生活を保障するに足る現金を毎月全国民に支給する制度」という意味です。


このBIを世界に先駆けて、試験的に導入している国として、カナダやオランダなどが挙げられます。


しかし、日本では財政的にも思想的にも導入障壁が多いのではないかという視点から、私個人としては実現困難ではないかと考えています。


もし仮に実現できたとしても、性悪説の観点から、人間の中には怠ける者も必ず出てくることが予想されるため、不公平な状態になりかねないリスクを孕んでいると思います。


日本には昔から、“働かざる者食うべからず”と教わってきた経緯があります。その精神的な背景の中でいきなり、“働かざる者食って良し”とまさに逆転した思想を受け入れるというのは、無理があると感じます。


次に財政的な問題として、現行の年金・社会保険雇用保険等に充当させていた金額を、そのままそっくりBIという形でシンプルに統一させれば、事務作業も一つに統合できて業務コスト削減効果も期待できます。


しかし、そのためには何百万人といわれるわが国の公務員の方々から、縦割り行政における“敢えて煩雑にしていた業務内容”を奪い去り、その安穏とした立場もろともシンプルに削ぎ落とされることを意味しているため、そう易々と了承を取り付けられるとは思えません。


したがって、BIは実現できないだろうし、また実現しない方がいいのではないかと考えます。


皆さんはどのようにお考えでしょうか。